協力会社さんと一緒にでっかいライン設備 を作り上げ、アメリカへ納めてきました

協力会社さんと一緒にでっかいライン設備 を作り上げ、アメリカへ納めてきました
技研システックって、具体的にどんなものをつくっているの? その仕事にはどんな苦労や喜びがあるの? 今回はその辺をお伝えすべく、先日アメリカへ納品した自動化設備の製作~納品の様子を紹介します。担当したM君と協力会社のSさんに、リアルな話を聞いてみましたよ。
 
 

―技研システックでは、いろんな面で協力会社さんに助けていただきながら仕事を進めているので、今回のインタビューでは協力会社のSさんにも同席いただきました。まずは今回、どんな仕事をしたのかと、自分が担った役割をそれぞれ教えてください。


 


M アメリカのある工場から依頼をいただき、車の製造に使う自働溶接ライン設備をつくって、一緒にアメリカに納めてきました。 設計から納品まで1年以上をかけた、なかなか規模の大きい仕事でした。


Sさん 僕は電気制御の設計などを行う会社で働いていて、今回の設備制御設計を担当させてもらいました。設計は机上でやって終わりということではなく、実際にきちんと動くまでが仕事なので、作って納品するまでM君と一緒に動きました。


 M 僕はSさんの設計に沿って仕事がうまく運ぶようサポート的な業務を担い、お客様の要望を聞きながら、生産ラインとして仕上がるように努めました。

 

 

―具体的にどんな風に仕事が進んだのか、教えてください。

 

Sさん 技研システックさんからの依頼で、まず僕が電気制御に関する設計図を作りました。これまでも仕事のやり取りがあるお客様とのお仕事だったので、ベースがある中で進められる環境ではありました。

 

M  先方からの依頼に沿ってSさんが作ってくれた設計図をもとに、設備を作りました。かなり大きなもので、長辺が50m近く。ロボットが動きながら、15くらいの溶接工程ができるようになっています。工場スペースの関係から、今回は浜松の協力会社さんのところで組み立てていきました。

 

Sさん 確か、昨年の夏から年末までずっと浜松でしたよね。スケールの大きい仕事は、やっぱり時間もかかるし、配線も複雑で、設計図を作った時には想定していなかった不具合もいろいろと起こる。その対処がかなり大変でした。

 

M ある日、安全系の機器からエラーメッセージが出る。こちらは設計図通りに作っていて、理論上はどこもおかしくない。それでも、出る。きっとどこかにノイズがあるんだろう。でも、ノイズは目に見えない。せっかく組み立てたものを、一度ばらしてまた組みなおす。いったん良くなったように見えたものの、翌日になってまたエラーが出る。そんな繰り返しで、解消まで結局2週間近くかかったこともありました。機器どうしの相性もあるし、過去の事例が使えることばかりではない。でも、目の前で起こっていることがすべて。そういう世界だから、根気よくやるしかないんです。浜松では、ヘトヘトになるくらい頑張りました。

 

 

―組み上がって、いよいよアメリカへ。3週間ほど行ってきましたよね。納品作業はどうでしたか。文化の違いや生活面も含めて、大変なこともあったのでは?

 

M まず、アメリカへの納品もなぜ僕ら2人が揃っていく必要があるのかですが、出来上がったものをはいどうぞ、と渡してくるという単純な納品ではないんですね。で仕上げた設備を一度、全てばらして持っていき、向こうで再度組み立てるわけです。場所や環境が変わることでいくつかの不具合は出てくるもので、その調整が必要だったり、現地で働く人へのレクチャーをしたり、という役割で行ってきました。

 

Sさん 毎回感じるんですが、国によって安全に対する考え方や、仕事の進め方など「普通はこうだよね」という暗黙の了解的なところでズレがあるんです。日本で「これで完璧」と思って持って行っても、その国の考え方に合わせて再調整するという作業は、今回もありましたね。7年ほど前に納品に行った時よりは、google翻訳が役立ってくれて助かりました。

 

M でも専門用語や細かなニュアンスになるほど翻訳機には難しいので、通訳さんのいない日はすれ違いまくっていましたよね。あと僕は、3キロ痩せて帰ってきました。もう元に戻りましたけど(笑)。さすがアメリカ、ハンバーグが主食かと思うほど、ジャンキーな食事が多くて、なかなか慣れなくて。そんな中、いつもホテルの廊下から、強烈なニンニクのにおいがするんですよ。何かと思ったら…。

 

Sさん 今回はアメリカの食文化に呑みこまれないように、自炊の準備をしていきました。ニンニク好きなんですよね。お肉はしっかり食べつつも、炭水化物を制御。おかげで体重キープで生還しました!


 M 海外は怖いイメージがありましたが、今はアメリカに住みたいです!海外支店お願いします笑





 こちらが噂のSさんの自炊写真。ある日のメニュー「ニンニクましましサンド」笑



―けっこう大きな規模の仕事で、2人一緒にいる時間も長かったですよね。

 

M そうですね。僕は技研システックの制御チームにいて、メンバーは何人かいますが基本的に1つの案件に専属で1人という形をとることが多いです。なので、制御チームのメンバーよりもSさんと過ごした時間の方が断然長いです(笑)。

 

Sさん M君はしっかりしていて気が回る人なので、時々抜けている僕にはぴったりでありがたい存在だと感じています。それに、一緒に仕事をする際にこれだけ電気制御にしいがいてくれると、専門的な話がスムーズに進むので嬉しいですね。

 

M Sさんと仕事をしていると、自分とセンスが似ているなと感じます。何か不具合が起こったときに、その場所だけを見て解決を急ぐ癖がある人と、全体を見る人がいます。解決のための選択肢が多数ある中で、どこを見ているかで選ぶものが違ってくるんですよね。

僕は全体を見て、ピンポイントの解決ではなく、全体最適になる解決策を選びたい。その辺の物の見方が一緒のようで、Sさんとは選ぶ解決策が同じになることが多いんです。どちらかが違う方向に走ってしまった時も、もう片方がすぐ修正できるし、修正案に納得してまた一緒に仕事を進めていくことができて、ストレスが少ないです。


Sさん 依頼する側とされる側なので、上下関係が生まれてしまいがちな関係性なのですが、M君とは年代も近く、話も通じるので、同じ方向を見て仕事が進みやすく、気持ちよく仕事ができるなと感じています。

 

 

―そんな風に協力会社さんと良い関係が築けると、仕事もスムーズにいけますね。

 

Sさん 僕は最近技研システックさんとの仕事が多いのですが、的確なフォローがもらえて仕事がしやすいです。例えば、僕とM君の間ならひと言で済む話も、その先のお客様へ分かるように伝えるには、パワーポイントで何枚も資料をつくらないといけないこともある。その辺のお客さんへの通訳的役割が、とても上手いなと感じています。

 

M この世界を十分に知らない人には、「ちょっと動作するくらいささっとできるでしょ」と思われることも。でも、そこを変えると、ここも連動して変えないといけないとか、それによってこんなリスクが生まれるとか、丁寧に話をします。相手も、理解できれば納得していただけることが多いので。

 

 

―ありがとうございました。さっそく次の案件でも2人に組んでもらいスタートしました。絶妙なコンビでこれからも活躍してもらえるのを、期待しています!

 

 


回の案件は特に大きくて大変だったと思いますが、ひとつの設備が出来上がりお客様のもとで動くまでを、我慢強く良くやってくれたなと思います。若い彼らの仕事への誠実さは、とても心強く感じました。協力会社さんのおかげがあっての技研システックなので、良い関係作りもますます注力していきたいと思いますし、M君のような人材を、社内でも採用・育成していくことで、さらに技研システックの成長につなげていけるように、頑張ります。(ホームページ担当:後藤)