【社員インタビュー】本気の仕事と、本気の推し活 - エンジニアと『オタク』の両立

【社員インタビュー】本気の仕事と、本気の推し活 - エンジニアと『オタク』の両立

オタクとは。

 

言葉の意味や歴史を、少しだけ調べてみました。

 

現代的な言葉・新語・造語ではないのですね。起源は「お宅」。1970年代にアニメゲーム等の愛好家集団を揶揄する「お宅族」という表現がうまれ、1983年アイドル評論家の中森明夫さんという方が、『「おたく」の研究』というコラムで定義したのだとか。

 

批判的な言葉として始まっているようですが、昨今は、必ずしもオタク=マイナスな存在というわけでもないと感じます。ゲーム、アイドルに限らず対象は広範囲になっていますし、推し・沼・神・ガチ恋等オタク用語が広く認知されたり、それがひとつの日本の文化として世界で愛されたりしていますよね。

 

さて、弊社にも、オタクがひとり。

 

推し活のために、全国行脚。会社の休日や、ときに有給休暇をとって、日本中どこへでも。はまっているのは、自衛隊の航空機や戦車。飛行ショーや空包射撃展示等が全国で行われているそうです。その迫力に魅せられて、単身、チャンスを見つけては全国へ。

 

噂の彼は、技術部・設計開発課に所属する、入社6年目の電気制御エンジニア。

 

オタク以外にも、大学中退、ニート経験者という面白い看板を持っています!国立大学に入学したものの、大学での学びが面白いと思えず、その頃から推し活が始まりました。そして中退、短期間ですが無職も経験。一般的には就職に不利な経歴の持ち主と言えるでしょう。

 

でも、当社にとって彼は欠かせない重要な存在なのです。電気制御の「専属」エンジニアとして、大いに期待されているからです。

 

彼は製作エンジニアとして入社したのですが、大学で電気系学部を専攻していたので、電気の仕事をやらないか?と早々に配置転換をもちかけました。当社では兼ねてから電気制御部門に力を入れたいと考えていたので、適任だと考えたのです。本人応諾の上、電気関連の協力会社さんへ「丁稚奉公」から始めてもらいました。入社早々、なかなかの試練ですよね、今思えば、笑。

 

それから5年。

 

図面も読めない状態からのスタートだった彼が、いちから設計する仕事まで立派に成し遂げてくれています。

 

大学中退、つまり途中で諦めてしまった経験がある彼が、今はひとつひとつの仕事に対して壁にぶつかりながら途中で投げ出すこともなくやり遂げる日々。大学と仕事と、何が違うのか、本人に聞いてみました。

 

「私は元々、好きなことに夢中になるタイプです。高校生の時はレトロパソコンが好きだった時期がありました。

 

大学の勉強が好きになれなかった、ということだったと思っています。原理的なことを学んでいたので、結果や結論がわかりにくく、達成感を感じづらかったのです。

 

でも、仕事は目的がハッキリしていますよね。だから迷わず前に進めます。スキルアップの目的も明確で、モチベーションを保ちやすいですよね」

 

案件が佳境を迎えると、妥協せず没頭し集中する、彼。

 

ひとつの経歴だけでは、その人の本質なんて何もわからない・・・かもしれません。はまるもの、はまらならいものがどんな人にもあって、何に夢中になっているかではなく、なぜ夢中になっているかが重要かもしませんね。

 

■当社は「生産設備の開発・設計・製造」を行っています。昨今は工場の自動化が急速に進み、様々な工程や様々な作業をロボットに置き換えていくのが大きな潮流です。生産ラインの自動化を実現するための設備をつくっているのが当社です。お客様それぞれのご要望にお答えするオーダーメイド対応です。今までのノウハウを生かしますが、製造の過程で必ず今までにない課題にぶつかります。ひとつひとつ乗り越えながら完成に近づけていきます。

 

何日もかけて、試行錯誤しながら、仲間と共につくりあげます。最後はお客様の工場に全員で行き、設置をして、実際の現場での稼働確認(ときに微調整もあり)まで行って、その仕事が終わりを迎えます。計り知れない達成感があります。

 

集中して、一息ついたら、彼のように、趣味のために休みを満喫することができます。そんなメリハリが好きな方に最適な職場環境です。

 

面白そう、やってみたい、関わってみたい、自分も推し活は続けたい、という方はぜひご連絡くださいね。まずは職場見学・カジュアル面談を通して、テキストベースでは伝わらないことを目で見て感じていただければと思います。見学のお申込みはお気軽にどうぞ。










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